ご都合良ければ是非ご高覧いただけたらとお願いします。(16日まで)



パンフレットに作品掲載いただいてます。



会期:2019年7月12日(金)→16日(火)
10時ー20時※最終日は15時閉場
会場:松坂屋上野店 本館6階 催事場
https://www.matsuzakaya.co.jp/ueno/topics/504190616.html
『アートシーンを賑わす若手作家から日本の美術史に大きな影響を与えた巨匠作家、海外巨匠作家の作品まで約700点を一堂に展示即売いたします。』





会期:2019年07月24日(水)〜2019年07月29日(月) (最終日は午後5閉場)
会場:天満屋福山店6階美術画廊
〒720-8636 広島県福山市元町1-1TEL:084-927-2111(代表)
営業時間:午前10時〜午後7時(毎週土曜日は午後7時30分閉店)
https://www.tenmaya.co.jp/cgi/web/index.cgi?c=gallery&shop_pk=4
《出品作家》
亀山裕昭 大谷郁代 向川貴晃 友清大介 中野淳也 下園博昭 長坂誠 飴本崇久 山本大也 五嶋千絵 佐藤麗生 松永瑠利子 行晃司 木須悠太
※巡回展。
広島八丁堀で出した私の作品は売約により巡回しないという事で画廊さんから伺っていまして、
別の作品1点を福山での展示に出品することになりました。
■東京展は9/16(月)〜9/28(土) 東邦アート
http://www.tohoart.com/
の予定です。ご都合良ければ是非ご高覧よろしくお願い致します。
ーーーー《終了した展覧会》ーーーーー
【 第2回 RUBICON REBOOT 】展
会期:2019年6月12日(水)ー6月17(月) 会場:天満屋広島八丁堀7階美術画廊
ご高覧いただいた方がた、誠に有難うございました。











会場風景は我らが魔界村のクロキリシヴァ様にお願いしたら、初日早くから会場に行って撮って送ってくれたものです。(向川くん、ありがとう!)
私は今回、会場に行けず大変申し訳ありませんでした。
1ヶ月ぶりのブログ更新となったので、色々お知らせなど長くなりますが、つら〜っとスクロールして飛ばし読んでいただけたらと思います。



明日13日はサクラアートサロンでの【短期講習会(全5回)大谷郁代のパステル画技法】の初回1日目です。巨匠の作品を私の技法を使って模写する講座です。
今回は18世紀のフランスを代表する静物画・風俗画の巨匠ジャン・シメオン・シャルダン(1699-1779)
『静寂の巨匠「シャルダン」の静物画から学ぶ【卓上静物】の描き方』講座です。
今回は下の2枚のどちらかを当日選んでもらって描いてもらう形です。
『銀のゴブレットとりんご、(別名)銀のゴブレット』
1768年頃 油彩、カンヴァス 33X41 cm/左下に署名:chardin/パリ、ルーヴル美術館、1869年にルイ・ラ・カーズより遺贈

『木いちごの籠』
1761年頃 油彩、画布、38×46cm /左下に署名:chardin/個人蔵

どちらも素敵ですね。
フランスの哲学者で作家でシャルダンの崇拝者であったディドロは、シャルダン作品の素晴らしさを「この魔術についてはまったく分からない」と称しました。そんな“魔術”を実感できる作品たちです。

何とかレジメの作成出来ました。見本に私も制作してその過程を解説しています。
やっぱり教え伝えようと思うと、無意識に自己処理している過程や内容、手段を再認識し明確にまとめないといけないので、ものすごく勉強になりますね。
講習会は私も色々と気づきや新しい刺激と学びになっています。

模写『銀のゴブレットとりんご、(別名)銀のゴブレット』制作者:大谷郁代 2019年制作 サイズ:F6号/紙にパステル、木炭で描画












こちらの額に入れて只今サクラアートサロン大阪にて展示中です。
「木炭によるグレースケールの作り方動画」

いつも講座で制作に入る前、目と手のストレッチの意味で受講者さんにやってもらっています。木炭の扱いも分かるし。
見本の意味で私も前でデモをやるのですが、説明が長いと時間がもったいないし…はぁーっ、倍速で動けたらいいのになぁ〜と思っていたので、
動画でノンストップ10倍速ぐらいにしました(笑)
よし

「シャルダン紹介動画」「シャルダン:銀のゴブレットとりんご模写制作過程動画」
「パステルペンシルの削り方動画」も作りました。

制作前の画材・道具を整えるのは大事

短くなったペンシルは補助軸を付けると削りやすいです。補助軸(ペンシルホルダー)は金属製90円代からあります。


SNSにこういった動画を投稿しています。フォロー、良かったらよろしくお願いします。
主にお知らせなどを投稿していますが、やれ何食べたとか何したとか、結構どうでもいいことも呟いています。そこはお許し願いたいです。

•Twitter→https://mobile.twitter.com/@IkuyoOhtani
•Facebook→https://www.facebook.com/profile.php?id=100005743422547&viewas=100000686899395
•Instagram→https://www.instagram.com/ikuyo_oh/




《サクラアートサロン大阪短期講座・大谷郁代パステル画技法》
7月13日(土)・27日(土)の2日間講座
https://www.craypas.com/artsalon/01osaka/pdf/20190713-20200328.pdf
WEBお申込み→https://business.form-mailer.jp/fms/ade586f688332
場所:〒530-0015 大阪市北区中崎西2-4-12 梅田センタービル1階(北別館) サクラアートサロン大阪
TEL:06-6292-7080 FAX:06-6292-7081
HP→https://www.craypas.com/artsalon/index.html
全5回のカリキュラム(シャルダン、フェルメール、ムニエル、ブグロー等様々な作家の模写をパステルと木炭で行います)となっていますが、1回から、初心者・初参加の方大歓迎です。ご興味ございましたら、ご検討どうぞよろしくお願いします。


あれ、ユキちゃん、首傾げてる?

また、この2日間で1回の短期講座とは別に、「日曜アートセミナー」もあります。10月13日開催予定です。
モナ・リザの頭部を4号ぐらいのサイズにパステルと木炭で描く内容です。


「インコ師匠・・・どうでしょうか?」
「うーん・・・もっとよく見るのです。」
「は、はい!


初めて「モナ・リザ」を描いたのは小学生の頃。ちゃんと油彩で描いたのは高校生の頃。
シャルダン、フェルメール、レンブラントなどの作品を中高生の頃、よく模写してたなぁと描いていると昔の記憶が蘇ります。
シャルダンの模写は当時通っていた大阪市立工芸高等学校美術科・洋画コースの授業ではテンペラで全員が描く課題があり、私は「シャルダン紹介動画」の中でもチラッと映っている「学校の先生(女教師)」を描きました。

好きなシャルダンの絵を選んで良くて、みんな、丁寧で上手かったな。私は全然時間内に仕上げられず、結局途中のまま提出したな…卵テンペラも腐らせてたしな…
フェルメール「真珠の耳飾りの少女」も高校生の時、油彩で描きました。
1999年、大阪市立美術館の何かの展示にその模写作品を出品したのですが、翌年2000年にこの「真珠の耳飾りの少女」を含むフェルメール展が同館で開催予定だったのもあり(私は単にフェルメールが好きで、よく知らず描いて出したのだけど)、当時の敏腕館長の蓑豊さん(その後、金沢21世紀美術館特任館長、大阪市立美術館名誉館長。サザビーズ北米本社副社長を務め、兵庫県立美術館館長就任)に高校生だった私は大いに褒められ(自慢 笑)開催予定のフェルメール展の大きなポスターを頂いたこと、印象に残っています。
褒められたり、絵を観てくれた人の反応が嬉しくて、その喜びにずっと今まで自分の制作を励ましてもらってきたなぁと思います。
17歳の時に描いた「モナ・リザ」も文化祭で友人の両親がたまたま気に入って買ってくれて嬉しかったし。売るんかいって話やけど。
でも数年前、今も実家で持ってくれてるってその友人が言ってたので、それも嬉しい(今もう廃棄してるかもしれないけど・・・(笑))
模写は良いですよ!難しさも楽しんでいただけたらなぁと思います。


サクラアートサロン大阪 日曜アートセミナー
【華やかに彩るパステル画】名画の部分模写で学ぶ
(レオナルド・ダ・ヴィンチ『モナ・リザ』の頭部模写)
実施日:2019年10月13日(日)
お申込み開始日:9月14日 (土)~
使用画材:木炭 パステル パネルに木炭紙
講師:大谷 郁代 定員:20名
詳しくは

https://www.craypas.com/artsalon/01osaka/pdf/sundayart_2019shimoki.pdf
こちらもどうぞよろしくお願いします。
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ーーー《本とSNS徒然》ーーー

【失われた時を求めて(集英社)】全7篇 13巻
著者:マルセル・プルースト 訳者:鈴木道彦
画:キース・ヴァン・ドンゲン /カット:マドレーヌ・ルメール
シャルダンやフェルメールを描いていて、昔、字を追っただけで読んだ気になっていたプルーストの「失われた時を求めて」読み直し始めました。
場面で読んでいて、伏線の回収や物語の構造的に全然理解出来ていないので…
言わずと知れた大作長編名著ですが、作中には絵画や画家の名が沢山出てきて、それをピックアップしてTwitterにちょこちょこ投稿しようと思い、やり始めました。
例えば最初、
@ スワン家の方へ/50ページ
フランスで最も古い日刊紙「ル・フィガロ」に「コロー展」と記載
話:コロー展の出品作がスワン氏の所蔵と新聞に出ていて、スワンさん凄いわね、というエピソード。この時のやりとりも「私(語り手)」の人間観察力、その描写力が冴えわたっている(笑)初めて読んだ時は、まどろっこしい、もってまわった言い表し方多いなぁ…と思いましたが、今はすごく面白く感じます。嫌味なやり取りとか、本当よく観察しているなぁと。
作中には絵画や画家の名が沢山出てきますが、まず最初の箇所。

新古典主義と写実主義の中間を進むようなスタイル、バルビゾン派
後の印象派の画家たちに影響を与え、風景画を生涯に3000枚以上制作。
例「シャルトル大聖堂」
1830年、1872年に加筆油彩、カンヴァス

例「真珠の女」コロー

プルーストは晩年に、ルーヴル美術館にフランス美術の特別展示室を設ける場合、ふさわしい作品を選んでほしいというアンケートに答えて、シャルダンの 『自画像』、『シャルダン夫人の肖像』、『静物』、ミレーによる『春』やマネの 『オランピア』などとともに、ルノワール1点、あるいはコローの 『ダンテの舟』と 『シャルトル大聖堂』ヴァトーの『つれない男』あるいは『船出』を挙げています。
プルーストは他にもフェルメール、モローなどを高く評価していて、特にフェルメールの『デルフトの眺望』はプルーストに重要なインスピレーションを与えており、「失われた時を求めて」作中にも出てきます。


シャルダンの自画像




当時堂島のジュンク堂で集英社版鈴木道彦さん訳を手に取ったのは、やっぱりこの2人の挿絵がすごく素敵だったことが理由です。ちょっと高かったけど…




装丁者は木村裕治さんと間野茂さんということですが、とても上品で素敵

表紙の水色、見返しの部分のマーブリング模様がグッときます。

プルースト処女出版である豪華本「楽しみと日々」にも掲載され、貴族の肖像や花などを描いて活躍した女流画家マドレーヌ・ルメール(1845-1928/フランス)

とってもお洒落!


油絵での参考作品例:「果物の静物」
マドレーヌ・ルメール

「肘掛椅子に座った女性」
マドレーヌ・ルメール

「午後の刺繍」
マドレーヌ・ルメール
ちなみにamazonプライムに入ってる方はKindle版で「失われた時を求めて」(高遠弘美さん翻訳版)が無料で読めます。
失われた時を求めて1〜第一篇「スワン家のほうへI」〜
(光文社古典新訳文庫) 2010年出版
最初の「訳者前口上」必読。プルースト年譜には図版資料も豊富

youtu.be/ClcJ4_F1YEc
光文社古典新訳文庫「失われた時を求めて」の魅力(1)
youtu.be/E3NaD7mYyYY
《光文社古典新訳文庫「失われた時を求めて」の魅力(2)》
↑訳者の高遠弘美さんと古屋美登里さんの対談動画↑
『反抗的人間(カミュ)』でプルーストの目的は
「完璧に閉じられた世界でいること」「永遠なるものに人間の相貌を与える」事という高遠さんのお話が。
とても楽しそうにお2人が話していて見ていて幸せになるし、俄然プルーストに興味湧いてきます。
Twitterで訳者の高遠さんてすごい素敵!と呟いてたら、ご本人が見つけてくださり、
「お読み頂いたばかりか、お薦めくださり、忝く存じます。ありがたうございました。」などコメントをいただいてビックリ!
SNSってこういう事があって嬉しいですね。
まだまだ先は長いですが、絵を描きながら合間にプルーストの世界を愉しんでいこうと思います。



artosaka.jp/jp/
ART OSAKA 2019行ってきました。色々観られて面白かったです。
一緒に行こうと言ってた友人が来れなくなって残念だったけど、友人、知人の作品や顔見知りのギャラリーさんにも会えたし、久しぶりに外に出て、アートフェアの雰囲気も味わえました。
チケットを送ってくださったギャラリーさま、誠にありがとうございました


名和さんの作品

上出さんの作品

浅野くんの作品(浅野くんは大学つながり)

カヌレ、食べる?とすすめていただき・・・

わぁ〜可愛い

いちじくのカヌレをいただきました。
帰りに「あ、ここのやったんや〜」とJR大阪駅北側ルクア1階でお店を見つけました。「ダニエル」っていう洋菓子店。http://unaginonedoko.com/

そしてアートフェア帰りに「ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?〜美術史を動かした画商たち〜(フィリップ・フック)」をちょっと立ち読む(笑)

久々に指して帰ろうと将棋バーwarsへ行きました。
元奨のマスターに4枚落ちと初の2枚落ち。
両局勝たせていただきました!めっちゃ嬉しい

もちろん、超手加減してもらってますが、ちゃんと詰ませられたら楽しい

相手に駒があると取る楽しみもあるし。
この日の学びは2枚の交換なら角も渡すことを恐れない事でした。
マスター、ありがとうございました


4枚落ち:投了図

2枚落ち:投了図

里見5冠に教えてもらった美濃囲いを使って、飛車を振ってテンポ良く攻めることが出来ました。



今年の森先生一門祝賀会での指導対局は澤田真吾6段と西田拓也4段の両棋士に6枚落ちで教えていただきました。(昨年は大石直嗣7段と西田拓也4段!)
澤田六段が何とか勝たせてくれようと、手を戻させて下さり恐縮でしたが、考えるのがとても楽しかったです。
最後、必要な駒を拾って上手く詰ませることが出来ました。


「失われた時を求めて」が私の中で再ブームなので(笑)、阪急百貨店で読書のお供にと、自分用にちょっと贅沢なお土産を買って帰りました。

マドレーヌとフィナンシェ。
バターと塩気があって美味しかったです



マドレーヌはフワっとレモンの香りが。

『私はもう自分を、つまらない、偶然の、死すべき存在とは感じていなかった。』
『私の奥底で震えているのは、イメージであり、視覚的な思い出であるに違いなく、それがこの味に結びつき、その味のあとに従って、私のところにまでやってこようとつとめているのだ。』
【失われた時を求めて(集英社)】画:キース・ヴァン・ドンゲン
有名な紅茶に浸したマドレーヌを食べる場面

古き良きおいしさにこだわった焼き菓子専門店「ビスキュイテリエ ブルトンヌ」https://www.bretonne-bis.com/
◆その他お知らせ◆
ーーー《TV出演動画》ーーー

https://youtu.be/ye1D9q_1S1c

Youtubeにアップされています(️URLをクリック)
放送をまだ観てない方も、もう観たよって方も、是非ご覧いただけたら嬉しいです。
ーーー《個展のお知らせ》ーーー
◆今年1年はこれを念頭に制作に励んでいます◆
【大谷郁代展】
会期:2020年3月25日(水)〜30日(月)(※会期変更となりました)
会場:日本橋三越本店本館6階美術画廊B
〒103ー8001東京都中央区日本橋室町1ー4ー1
https://www.mitsukoshi.mistore.jp/nihombashi/shops/art/art/schedule.html
どうぞよろしくお願いします。
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最後に
ーーーーーー《


画廊さんに素敵な額を合わせていただきました〜

以上です。ここまで見て下さった方!誠にありがとうございました。
では、またの機会に。