2014年11月05日

「装幀画展 文学とアートの出逢い」に出品します。

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秋も深まってまいりました。画像は広島県立美術館3階からの縮景園の眺めです。
先日は母校、広島市立大学での20周年記念展示のギャラリートークに行ってきました。
お集まりいただいた方々、誠にありがとうございました。
私の不甲斐のない喋りはことさらに残念ですが、他4人の作家の方々は立派なお話でした。直前に付け焼き刃のスピーチのコツみたいものをネットで検索していたのですが、緊張で吹っ飛びました。自分の能力のなさを感じた次第ですorz
12月13日に東京の新美術館で、またギャラリートークをする1人として参加させていただきます。
あぁー…どうやったら上手にしゃべれるのかなぁ…なんとか練習して普通にしゃべれるよう、頑張ります。
広島の展覧会は11月9日までです。お近くの方はどうぞよろしくお願いします。

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それはそうと、次の展示のお知らせです。
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「装幀画展U 文学とアートの出逢い」
2014年11月19日㈬〜11月30日㈰ 11:00〜19:00
麻布十番 パレットギャラリー
〒106-0045 東京都港区麻布十番2ー9ー4
お問い合わせTEL&FAX:03‐6435‐2336
E-Mail:paletteg10ban@gmail.com
アクセス:「麻布十番」駅、東京メトロ南北線4番出口、都営大江戸線7番出口より徒歩3分
麻布十番のランドマーク・パティオ十番すぐ、広場とピーコックの中間です。
http://palette-gallery.jp/
・高橋千裕(装幀・造形家)・御子柴大三(アート・コーディネーター)・山本冬彦(アート・ソムリエ)の推薦する作家たちの装画展です。
・展示では、原画とともに装幀カバーに仕立てた文庫本を展示いたします。
―出品作家―
石居麻耶 岩渕華林 宇野亜喜良 大竹彩奈 大谷郁代 蟹江杏 財田翔悟 新藤杏子 高橋千裕 田嶋健太郎 立木美江 中西静香 中原亜梨沙 名古屋剛志 成田朱希 新倉佳奈子 野村直子 深瀬優子 まちゅまちゅ 宮本順子 桃田由加里 山科理絵 山城有未 

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作家が好きな文庫本を選んでオリジナルの装幀画を描くという展覧会です。
2010年に日本橋高島屋さんで「ストーリーテラーズー小説と絵画ー展」という展示があり、作品を出品させていただきました。その時は恩田陸さんの「三月は深き紅の淵を」を題材にさせていただき、絵を描きました。この三月シリーズ(他には「麦の海に沈む果実」「黒と茶の幻想」「黄昏の百合の骨」)が好きで、絵を考えるのが楽しくてとても良い経験でした。

寝る前に小説を読むのが好きです。最近は恩田陸さんの「夢違」を読みました。
ちょっと怖い話ですが、背景に流れる恩田さんの以前からの奈良・吉野への畏怖の念みたいなものを感じたり、恩田さんらしい美しくて怖い世界がありました。「夢は外からやってくる」共通の幻想のようなもの、それが現実にやってくる怖さと不思議な納得感?みたいなもの…ちょっと違うかもしれないけど、「世間」ってみんなが何となく共通に擦り込まれた幻想で出来ているのかなぁと。夢や意識と無意識については私の絵にとっても、関係深いテーマなので、楽しめた物語でした。

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今回はちょっと違って、文庫本のカバーを作ることをテーマにした装幀画展ですが、また小説とコラボ出来る展示ということで、楽しみです。以前からもよく読んでいる小川洋子さんの「猫を抱いて象と泳ぐ」の作品制作とカバーデザインをしました。小川さんの世界はとても優しく切なく、壊れやすいものを丁寧にそっと手で包みこむような…涙で溢れるような美しい世界。チェスのお話なので、自前のチェスをモチーフに描きました。画像にある木の手は、物語に出てくるオートマータのチェス人形のために使えないかと購入したものです。結局うまくいかず、神戸のドールミュージアムにも行って資料を購入したりしたのですが、色々考えた上、下画像のような作品となりました。この手の使い道を考えなくては…カバーはギャラリーさんがきちんとした印刷をしていただきそれを展示するのですが、ひとまず自分で作ってみました。

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大谷郁代「ビショップの行方」
F4号/紙にパステル 2014年制作

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是非、会場で本物を観ていただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いします。
この後も展示があるので、ひたすら制作頑張ります!
それでは〜